rakugaki

2009.10.7 「牛」

  この落書きは8月に描いたもので、載せるタイミングを逃してしまって今更ながら載せてみたり。

  昨日、演劇なるものを初めて観に行った。そこに出演している役者の一人が友達だったもんで。「て」というお芝居で池袋にある東京芸術劇場で12日までやっている。
  うん、面白い。話は勿論だけど、なんか空間を楽しめた。色んな表現があるもんだ。

  演劇にしろ、音楽にしろ、お笑いにしろ、ダンスにしろ舞台に立つ友達の違う一面を見るのは、なんかいい。知ってたアイツが知らないアイツになっちゃって、やらしいなって感じで。その点、画って基本的に完成したものをバーンって感じで直接的な意外性はないから、そこが羨ましい所でもあり自分に向いてる所でもある気がする。

 話は変わり、この前深夜に放送してたFUJI ROCKの番組に映っていたようでしてワタクシ。最初友達からのメールでテンション上がってたけど、いつ撮られたかまるっきり思い出せなくて・・徐々に話を聞いていくと・・あっ!確かに・・豚の角煮丼をほおばってた時に向けられたよちっちゃいカメラ・・・ちなみにその時の格好は、この夏に二回おまわりさんに職質された格好だと思われ・・・これは我が家にTVがなくて良かったような・・でも見たいような・・・複雑な心境でして・・・けど、一応ビデオ撮ってたら連絡ちょーだいなんて言っていたり・・・ビデオって古いか・・・そして・・・念願のグフ当たった!

シャーペン

rakugaki
2009.9.24 「無題」

 今年の夏の話題と言えば、お台場のガンダム。残念ながら人の多さに二の足を踏んで、見逃してしまった。
 そんでもって、この前お台場にてBBQ。ガンダムが立ってたすぐ側と言われ、見ときたかったと後悔。「ここがそうやったんや」と言う言葉を用意していた眼前に、ガンダムの下半身が仁王立ち。その少し後ろに、両腕が外れた上体で立て掛けられていた。
 
  逆に、これって貴重とテンション上がる。近くの売店、ガチャポンがある。100円足りない。100円借りる。二種類ある。グフがいる方。なんせランバ・ラル。ガチャガチャ回す。ガンタンクが出る。悪くない。ただグフじゃない。これは帰りにもう一度。肉食う、酒呑む、黄昏る。そしてお開き。今度こそグフ。気合充分。売店閉まる。閉まる売店。閉まるか売店。

 そんなこんなでグフ欲残したまま、中野に別の用事で行く。そうだ中野にはブロードウェイがあるじゃないか。あったあった、ただ単体だと¥450・・確かに一回でもはずれたら¥300以上かかるけども。保留して別の店へ。するとグフが居ない種類の方がコンプリート4体で定価で売っている。これはと買ったが、なんだろうこの感じ。何か負けた気がした。ガチャポンってこんな事じゃない。大人ってこうして何かを失っていくんだ。でも、これはこれでなしではない、な。
 ただ最後の砦は残した。グフは買っていない。自力で当てて、あの感動をもう一度。ただ一回、¥300ってそんなに安くないのよね。大人って、結構簡単に心折れるよね。
                              シャーペン
0916
2009.9.16  「無題」

 まだ大阪の梅田にある東通り商店街でストリートをしていた頃の話。酔っ払った30代ぐらいの女の人が、友達何人かと歩いて来た。ふと足を止め、少し目を作品に向けて一言「もっと、本を読みなさい」と言い放って去っていった。ストリートをやっていて色々言われた事はあるけど、この言葉はなぜか頭にこびりついている。

  言った本人からしたら、多分全く覚えていなかったりするんだろうけど。ただ本当に本は読んでいなかったし、その事を何かしら気にはしていたから、見透かされていたような気がしたのかもしれない。

  ま、それから本を読み始めたって話ならまとまりがいいんだろうけど。未だに読んだ本の数は二桁にもいかない。そんな中の一つに「天使の卵」という本があり、最近その続編の「天使の梯子」を借りて読んだ。最初は「卵」で話は綺麗に完結しているのに続編なんか書いて台無しになっていないのか、と期待していなかった。読み終えると、その考えは間違いだった事が分かった。「梯子」が書かれる事によって、この二つの作品の世界は終わり、そして始まってより自由に広がっていった。何より作者が、一回完結した話にまた新たな話を書き足すという行為にも頭が下がる。

 もしかして、もう終わったと思っている事もまだ終わっていないのかもしれないし、また始められるのかもしれない。しまい込んだおもちゃ箱には、お宝が眠っているかも。
                              シャーペン
ga
2009.8.25  「前」

 記念すべき今年初の落描です。HPを限定的に変更したりして、更にリニューアルしようとして一向に進まず暗礁に乗り上げ、もはやお蔵入りとの噂も聞こえ始めた夏の終わり。やっとこさ、戻ってきました。愛想つかさずに見続けてくれた方がいたならば、本当にありがとうございます。これから、これまでの分も挽回していきます。ので、どうぞ続けて見てやって下さい。

 話は変わって、「グーグーだって猫である」のDVDを借りて見た。犬童一心監督の「メゾン・ド・ヒミコ」、「ジョゼと虎と魚たち」はいい映画だったのでこの作品も気になっていた。やっぱり独特な雰囲気のある映画だった。内容は自分で観てもらうとして、今回吉祥寺が舞台で知ってる場所が頻繁に出て来た。そう知っている場所なのに、全く別の空気を持った場所として画面に写し出されていた。それは犬童監督が切り取った吉祥寺だった。
 改めて思うのは、同じ場所でも人それぞれの想いや見方、時間や天気で全く違う顔を持つ。また実際同じ時間にそこに居たとしても違う風景に見えている事も多々あるんだろう。でも、監督が自分と同じく吉祥寺が好きだってのは良く分かった。やっぱり違う見方があるって面白い。自分がわからなかった事を教えてくれる。もっともっと、アンテナはってかんとあかんな、と。
                           シャーペン